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わたし
- 2015年6月13日
太田記念美術館 「江戸の悪」
浮世絵専門美術館の太田記念美術館へはじめて行ってきた。 「江戸の悪」、浮世絵に描かれた悪のイメージとは?ぞくぞくしちゃう。 江戸時代に悪者や義賊に人気が出てそれらに関する浮世絵が大集結。江戸~明治にかけての歌舞伎および講談に登場する有名な悪人たち、キャプションには「講談をもとにして芝居となった」という文言が思いのほか多く、天保水滸伝(繁蔵・夏目新助・勢力)をはじめ、白浪物や盗賊(五右衛門・稲葉小僧・鼠小僧)、伊勢音頭福岡貢、村井長庵、悪女(高橋お伝)などなど思い出せないくらいのピカレスクな面々。講談がこの時代に全盛だったのだと、本を読まなくてもわかった。そして河竹新七(黙阿弥)と小團治のコンビも。 神田伯某、旭堂南某などの名前が入りつつその講釈師の読んだ演題をもとに浮世絵を起こし、モデルは当時の人気歌舞伎役者。そのパターンが目を引いた。 安っぽい善より、重厚な悪。 図録が出なかったのは残念!
わたし
- 2015年6月1日
Q1 「講談」と「講釈」ってちがうの?
Q1. 「講談」と「講釈」ってちがうの? A1. 同じものを指す。江戸時代には「講釈」とよばれ、主に明治以降は「講談」という。 調べてみた 辞書を引いてみよう。 まずは、家にある広辞苑。 ■広辞苑(第二版 1969年刊) こう-だん【講談】 寄席演芸の一。御家騒動・敵討・政談・武勇伝・侠客伝・世話物などを調子をつけて語るもの。→講釈。 こう-しゃく【講釈】 <1>書物の意義を説明すること。 <2>(軍学・兵書に通じている者が軍書を講じたことから寄席演芸の一つで、軍記物を朗読するもの。明治以降は講談という。 もうひとつくらい引いてみよう。 ■デジタル大辞泉
こう‐しゃく 【講釈】
<1> 書物の内容や語句の意味などを説明すること。「論語を―する」
<2> 物事の道理や心得などを説いて聞かせること。また、その説明。「先輩気どりで_ する」
<3> 江戸時代、客を集めて軍記物を読み聞かせたもの。明治以後の講談のもと。
<4> 「講釈師」の略。
こう‐だん 〔カウ‐〕 【講談】
寄席(よせ)演芸の一。軍記・武勇伝・かたき討ち・侠客伝などを、おもしろく調