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わたし
- 2016年6月19日
源平盛衰記が気になる
標題のとおり、「源平盛衰記」が気になる。 源氏と平家の争いを描いた物語。 たぶん気になった出発点は、人形浄瑠璃(文楽)の「一谷嫩軍記」。続いて、はじめて聴いた講談の「青葉の笛」。「青葉の笛」は「源平盛衰記」という長い大きな物語の中の1エピソードで、熊谷次郎直実が平敦盛を討ち取るくだりを扱っている。 そして、あるきっかけでわたしの中に那須与一がずいずいと出てくる。弓の名手である那須与一の名は聞いたことはあるが、源平盛衰記と結びつかなかった。気になったら近づいてみよう。源平盛衰記、そもそもの原点、つまり、『平家物語』を読もうと。 読みました。 とんでもない本だ。 なんだこれは。 すごいぞ。 今まで観た文楽の「一谷嫩軍記」、文楽・歌舞伎「義経千本桜」、講談「青葉の笛」など。それらが全部結び合わさって平面だった物語が立体に、木を見て森を見ずだった全体像が俯瞰できた。俯瞰しながらも、ひとつひとつ・ひとりひとり、物語同士の関係が見えたのです。 このタイミングで、はじめての奈良へ行けたこと。 6月歌舞伎座公演で「義経千本桜」(第一部碇知盛 「渡海屋」「大物浦」