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わたし

萬年橋

みなさま、こんにちは。

GWいかがお過ごしでしょうか?


わたしは久しぶりにライブの講談を見に出かけようと思い立っていたのですが、三度目の緊急事態宣言が発出され、あえなく中止となりました。


さあ、なにしよう?

もう部屋にいるのは飽きたな…

というわけで、特に考えもなく深川と呼ばれる地域、いまの東京都江東区へお散歩に行ってきました。


おそらく、最近ご執心の「妲妃のお百」(妲己とも)の美濃屋小さんことお百が江戸へ出てきてからの居住地が深川だったことが頭にあったからですね。


ただ、準備もなく出かけたので徳兵衛を殺害した深川十万坪がどこなのか?とか実地に確かめるようなことはしていませんので、ご容赦ください。近いうちにきちんとフィールドワークができたらと思います。

今回はのんびりした気持ちで眺めてくださいませ。



天気だけど風が強く、雷雨があったりした一日でした。もう雨の心配がないだろう、という夕方から出かけました。日の落ちかけた隅田川沿い。満々と水をたたえた隅田川。右手へ入ると小名木川(おなぎがわ)です。「妲妃のお百」の中でも、小名木川は会話の端々に何度か出てきますね。

小名木川へ入るとすぐに、萬年橋(まんねんばし)があります。この辺は隅田川、小名木川にかかる橋が多く、どれも個性的でした。

萬年橋の奥に水門があるのがわかるでしょうか?

江戸時代は「番所のはし」とも呼ばれていたそうです。小名木川から隅田川へ水路の要所として、かなりの交通量があったようです。そのため船の航行を妨げないようにアーチ形に橋が掛けられていたとか。

古地図や浮世絵で当時の姿を見てみたくなりました。


萬年橋というと、「柳沢昇進録」の中に英一蝶(はなぶさ いっちょう)を扱った「浅妻船(あさつまぶね)」がありますね。確か罪人として島流しとなった英一蝶(当時の名は多賀朝湖(たが ちょうこ))を萬年橋から見送る等の文言があったように思います。


※赤い矢印部分が萬年橋です。


少し歩いただけでしたが、よい気分転換になりました。

明日もどこかへ散歩にいこうかな。


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