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どこで聴けるの?

 

 

寄席

【東京】

東京都内には寄席が5件あります。上野の鈴本演芸場、新宿の末廣亭、池袋の池袋演芸場、浅草の浅草演芸ホール。永田町の国立演芸場。ほぼ毎日興行していて、昼席(ひるせき)と夜席(よるせき)で入れ替えをします(昼夜通しで見られる寄席もあります!)。番組は10日ごとに変わります。10日間同じ演者が出演しますが、演目は毎日変わります。こちらの寄席は落語中心なので講談が入ることは少ないですが、番組によっては講談が1~2席入ることもあります。講談ばかり聴きたい方にはものたりないかもしれませんが、落語や色物(紙切り、太神楽曲芸、漫才など)等、笑いの多い番組の中で講談に出会うのも新鮮かと思います。飲食自由なのも気軽でいいです(ただし、お酒を禁止している寄席もあるので気をつけましょう)。

木馬亭は​浅草演芸ホールの近所にある浪曲専門の寄席です。浪曲定席(毎月1~10日興行)に講談が一席入ります。定席以外の日には貸席となり、木馬亭講談会などが開催されています。講談を楽しんだ後は、浅草寺にお詣りして仲見世で食べ歩きもいいですね!

【関西】

2006年に開場した大阪の天満天神繁昌亭

上方落語定席の寄席がなくなってから60年の時を経て、大阪に寄席が復活しました。昼席は落語の定席ですので、講談が貼ることは少ないかもしれませんが、夜の企画番組には落語だけではなく講談や浪曲などさまざまな演芸をたのしめそうです。大阪天満宮のすぐ後ろ、天神橋筋商店街の一角にありますので、観光とセットでたのしめますね!

神戸新開地の喜楽館。2014年上方落語の第二の定席として開場。天満天神繁昌亭と同じく昼は上方落語の定席、夜は幅広い演芸を楽しむことができます。どことなく東京の浅草を連想する新開地、神戸観光とセットでたのしみたいです!

演芸場

東京都内では日本橋のお江戸日本橋亭、両国のお江戸両国亭、上野の上野広小路亭などが代表的です。寄席と同じく定期的に落語の興行があったり、貸席として落語会・講談会が開催されます。こちらもほぼ飲食自由です。

上野広小路亭では講談協会の「講談広小路亭」(連続2日間興行)、日本講談協会の「日本講談協会定席」(2日間)、「講談広小路亭」が定期興行をしています。また、一門会や若手の勉強会なども開催されています。気軽に通うなら、毎週日曜朝にお江戸日本橋亭で開催されている「朝練講談会」をおすすめします。※朝練講談会は2018年12月をもって閉会となりました。

その他

らくごカフェ 東京都千代田区(最寄り駅:神保町駅)

”らくご”とネーミングされていますが落語だけじゃありません。毎日なにかしらの演芸会が開催されています。もちろん講談も。こちらはカフェですので持ち込みの飲食は禁止です。オーダーの有無は自由です。講談を聴いた後は、神保町の古書店街を散策、疲れたら老舗の喫茶店で一服なんていかがでしょうか?

ユーロライブ 東京都渋谷区(最寄り駅:渋谷駅)

毎月5日間興行をしている「渋谷らくご」も。映画館を会場にしているので、イスはふかふかで環境抜群。178席。こちらも”らくご”と言っていますが、講談や浪曲も入ることがあります。

 

神田連雀亭(かんだ れんじゃくてい) 東京都(最寄り駅:淡路町駅)

若手の落語中心ですが講談もはいります。定期的に開催されている「ワンコイン寄席」「きゃたぴら寄席」はお手軽な料金でたのしむことができます。30席程度の椅子席。ちょっと歩けば万世橋や秋葉原、近所には老舗蕎麦屋の「神田まつや」や「かんだやぶそば」があります。

​■此花千鳥亭(このはな ちどりてい) 大阪市此花区(最寄り駅:千鳥橋駅)

2019年1月大阪市此花区に講談中心の演芸場として開席。主宰は五代目旭堂小南陵さん。商店街の空き店舗を改装、20~30席程度の椅子席。この規模のスペースでは屈指の配信設備。アーケード商店街の中にありますので雨の日でも安心。千鳥亭近く「御菓子司しょうふく」の苺大福がおすすめだそうです。

百年長屋(ひゃくねん ながや)  大阪市東成区(最寄り駅:玉造駅、森ノ宮駅)

大正3年(1914年)築の長屋を改装。和の芸能や文化を発信。ギャラリーとしても機能。展示、イベントやライブ等の貸し出しスペース。30~40席程度。土間を客席スペースとした椅子席。玉造駅からすぐの三光神社には真田の抜穴跡があり見逃せません。上方講談「難波戦記」の気分が盛り上がりますね。

向じま墨亭(むこうじま ぼくてい) 東京都墨田区(最寄り駅:曳舟駅)

2019年5月開席。築60年超の古商店を改修した20~25名程度の座布団席。講談、落語の会が中心。主催者による古書市も不定期開催。鳩の街商店街は趣があり、帰りは隅田川沿いを歩きながらが気持ちよいです。ちょっと歩き過ぎたら言問団子で一服。

ばばん場(ばばんば) 東京都豊島区(最寄り駅:高田馬場)

高田馬場の演芸場。2022年1月開席。椅子席で40名程度。講談では堀部安兵衛の駆け付けでおなじみの高田馬場ですね。若手の落語会が中心ですが、講談×落語の会も。神田川沿いを歩きながら、帰り道は演芸の余韻にひたってみたり。

andmore… カフェや飲食店、スタジオ、お寺など、さまざまな会場で開催されています。足を運んでみてはいかがでしょうか。こわくない!こわくない!

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