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わたし
- 8月20日
Q11 講談師さんはなんて呼んだらいいの?
Q11.講談師さんはなんて呼んだらいいの? A11.上の亭号ではなく下のお名前で呼びましょう 講談のみならず、落語、浪曲などは流派ごとに同じ亭号(ていごう;姓のようなもの)を名乗ります。 そのため上の亭号で呼ぶと、誰の事?という事態になってしまいます。 例)神田山陽...




わたし
- 5月7日
宗吾霊堂 ~三代目神田伯山の玉垣~
みなさま、雨の連休最終日いかがお過ごしでしょうか? 行動制限のないGWは4年ぶりとのこと。レジャーや演芸をたのしまれた方、休息に充てられた方、お仕事の方もいらっしゃったと思います。 わたしは…、行きたい講談会が複数あったものの都合で叶わず。でも途中下車感覚で少しばかり遠出を...


わたし
- 3月25日
南蔵院しばられ地蔵~金町散策~
みなさま、こんにちは。 桜の見ごろになると、きまって花冷え、雨模様ですね。あいにくな天気ですが、コロナ禍も抜け出る様相。久々にリラックスして過ごす週末です。 さて先日、講談「大岡政談 しばられ地蔵」で知られた金町の南蔵院へお詣りに行ってきたので、今回はそれを記したいと思いま...

わたし
- 1月22日
新田の伊七と神田伯龍 その5 ~結論~
これまでの調査を踏まえ、新田の伊七と神田伯龍のエピソードを検証してみたいと思います。 わたしが考えるには、 エピソードが事実であるかは証明できなかったけれども、事実でないとも証明できなかった。 という、レトリックのような結論に達しました。...


わたし
- 1月3日
新田の伊七と神田伯龍 その4 ~伊七は存在した~
新田の伊七は実在の人物だったのでしょうか? 今回は伊七について調べてみようと、千葉県立中央図書館へ出かけました。 ■飯岡助五郎について まず、伊助は飯岡助五郎の仲間内ということで、飯岡助五郎について調べていきます。助五郎については伊藤実という方がたくさん書き残しているようで...

わたし
- 2022年12月24日
新田の伊七と神田伯龍 その3 ~佐原の寄席~
神田伯龍が口演し新田の伊七が訪れたという佐原の寄席とはいったいどこのことなのでしょう? 前回の記事での推測をもとに、明治時代半ば(1885年前後)の佐原の寄席について調べていきます。 ■佐原(さわら)の概要 現在の香取市の北西部、旧佐原市の中心部に位置する。小江戸三市の一つ...


わたし
- 2022年12月11日
中公文庫『作品集 講釈場のある風景』読了
みなさま、こんにちは。 寒さが日ごとに増してきましたね。 先日、中公文庫『作品集 講釈場のある風景』(2022年刊)を読み終えました。 僭越ながら感想などを記したいと思います。 こちらの本は中央公論新社によるオリジナル編集で、講談や講釈場が登場する評論や随筆、小説が所収され...


わたし
- 2022年11月30日
新田の伊七と神田伯龍 その2(3代目伯龍?もしくは4代目?)
前回の発端に引き続き、 新田の伊七と神田伯龍について、関係事項をまとめてみました。 ●伊七と伯龍関連年表 ・主な出来事 天保水滸伝にかかわる事件や主要人物の没年を記載 ※1 ・新田の伊七 講談の中で語られる「70過ぎまで生きた」を元に推定没年を記載 ・神田伯龍 人名辞典※2...


わたし
- 2022年11月26日
新田の伊七と神田伯龍 その1(発端)
講談「天保水滸伝」で魅力的な挿話があります。 笹川方の用心棒、剣豪・平手造酒。その太刀筋の鮮やかさ、早業を示すエピソードとして登場するのが新田(しんでん)の伊七(いしち)。 新田の伊七は飯岡方のひとりで、笹川の大喧嘩の際にも同行。平手造酒に左手の小指と薬指を斬られた。平手の...