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わたし
- 2022年10月26日
「慶安太平記」連続五日俥読み一言感想取って出し!
夢の中で夢をみているような五日間でした。 もうすでに記憶がおぼろに夢うつつなのですが、備忘録も兼ねて一言感想の記録。 間違い、勘違いご容赦くださいませ。 2022年10月 於:東池袋あうるすぽっと 1日目 10/21 Fri 第一話 正雪の生い立ち 神田阿久鯉 …仕事で間に合わず! 第二話 楠木不伝闇討 神田伯山 …幕府転覆の前には師匠を陥れることは小事にすぎないか? 第三話 丸橋忠弥登場 神田阿久鯉 …元気印! 第四話 忠弥・正雪の立ち合い 神田伯山 …槍の作法。実写化なら正雪はYOSHIKIなイメージ。 2日目 10/22 Sat 第五話 秦式部 神田阿久鯉 …あれ?上下逆?と思っていたら正体は秦式部だから正解とか小技ありすぎ! 第六話 戸村丹三郎 神田伯山 …柳生飛騨守?但馬守?え?え?混乱 第七話 宇都宮峠 神田阿久鯉 …甚兵衛の不可解さに気づかない伝達よ 神田伯山 …地雷火派手な脱出 3日目 10/23 S

わたし
- 2022年10月9日
宮本武蔵の速記本を読んで
季節の移り変わりを感じる今日この頃です。 週末になると雨が降ったり、衣替えもままならず… 先日、宮本武蔵の速記本を読み終えましたので、その感想を記しておこうと思います。 八千代文庫『宮本武蔵』大正2年(1913年)発行 講演:神田伯山(3代, 1872-1932) 速記:酒井昇造 物語の内容は現在口演されている神田派の「寛永宮本武蔵伝」とほぼ同一でしたが、話組の順番の入れ替わりや名称の異同、内容の詳細度、口演では聴いたことのないエピソードなどがありました。 例を挙げると ・武蔵は左利き ・「天狗退治」に出てくる伴昌三(ばん しょうぞう)、速記では伴兵藏(ばん ひょうぞう) ・竹ノ内加賀之介が登場しない ・吉岡治太夫、吉岡又三郎のエピソードがやけに詳しい ・「甕割試合」の小野善鬼が巻物を奪うのは試験当日ではない ・「熱湯風呂」後の裸の武蔵の顛末 ・姫路まで来たのに一旦江戸表に戻る ・新十郎吉左衛門を殺す、吉太郎を手裏剣で助太刀する武蔵のエピソードがある 印象的だったのは、 物語の初めの方で出会う関口弥太郎。この人物から武蔵はさまざまなことを教えても

わたし
- 2022年10月2日
歌舞伎座松鯉伯山講談会
すっかり秋の空ですね。 先日は歌舞伎座の講談会へ行ってきました。今回はそのことについて記します。 十月大歌舞伎 『荒川十太夫』上演記念 神田松鯉・神田伯山 歌舞伎座特撰講談会 神田松鯉傘寿を祝って 2022年9月28日(水)昼の部14時開演 神田鯉花 柳沢昇進録より「将軍饗応」 神田伯山 赤穂義士銘々伝より「安兵衛駆け付け」 神田伯山 赤穂義士銘々伝より「安兵衛婿入り」 -仲入り- 特別鼎談 神田松鯉、神田伯山、特別ゲスト:尾上松緑、司会:吉崎典子 -仲入り- 神田松鯉 赤穂義士外伝より「荒川十太夫」 秋晴れのとても良い天気に、堂々たる歌舞伎座。 歌舞伎座での講談の公演は97年ぶりとのことです。 ぎっしりの客席にわくわくが爆発しそう。 幕が上がり、前講の鯉花さんが登場して大きな拍手。 舞台はこの日のための特別なもの。 真ん中にやや高めの高座がしつらえられ、背景は松と鯉の襖絵に松鯉先生の紋と伯山さんの紋が散らしてあり気品があります。 鯉花さんはキリッと前を見据えて、将軍饗応。 歌うような伸びやかな声が歌舞伎座に響きます。 「封建時代ってエグいな!」