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わたし
- 2017年3月20日
Q3 講談をする上での必需品は?
Q3. 講談での必需品は? A3. 着物、釈台、張扇など (参考図書:国土社『落語と講談の図鑑』) ●着物 羽織(はおり)、黒紋付き(くろもんつき)、袴(はかま)など ●釈台(しゃくだい) 木製の小型机 ●張扇(はりおうぎ) 竹の芯に厚紙を巻いたもので、左手に持ち、場面転換や修羅場読みなどに釈台を叩きながら(張りながら)調子を取る。講談師それぞれが手作りし、厚紙の巻き方などにより打った時の音はさまざま。 ●扇子(せんす) 右手に持つ。張扇と同様に叩いて使用することもあれば、刀や箸に見立てて仕草に用いることもある。 ●ツケ 木を削って作られている。右手にもつ(使用しないこともある)。上方落語の小拍子に似る。張扇と違い「パチン」という音がする。 ●台本(だいほん) まだ入門したての前座さんなどが釈台の上に置き、台本を見ながら講談を読む。台本を見ながら読む風習は最近ではあまり見られなくなったが、以前は常道で、講談を「読む」というのはここに由来する。台本が常であった当時の釈台は、台本が読みやすいように台面が傾斜しているものもあった。 ●合引(あいびき)