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わたし
- 2017年8月6日
Q9 「トリ」?
Q9. 寄席やイベントで最後の出演者を「トリ」というのはなぜ? A9. 興行の「心(しん、真)を取る」(=中心となる、かなめの存在)に由来し、その役割を担う出演者は通常最後に出てくることによる 落語や演芸会、身近なものだとNHK紅白歌合戦などで、最後の出演者を「トリ」(または「主任(しゅにん)」)といいますね。当たり前すぎて何の疑問ももっていなかったけど、なぜ「トリ」と言うのだろう?その由来は? 調べてみた まず辞書を引いてみよう ■広辞苑(第二版 1969年刊) とり【取】名詞 (①②は省略) ③〔イ〕寄席で、最後に出演するもの。真打。「-をとる」 ■『落語入門 Go Go Rakugo!』(CCRE 2008年刊) トリ:プログラムの最後に登場する最終演者。主任とも呼ばれる。寄席では真打クラスの実力者・人気者が担当。席亭から認められなければ、トリを任せられることはない。 うん、知ってた… あれだ、次は語源辞典だ ■『新明解語源辞典』(三省堂 2011年刊) とり【取り】 寄席で最後に出演する者。「取り」は動詞「取る」の連用形の名詞化。