検索


わたし
- 2017年2月4日
あの子は軍記物が好き
ご無沙汰しております。 最近のわたしは受験生サポートモード。親戚の子が大学受験のため、ひとりで東京滞在を数回します。そこで、都内在住のわたしがサポートを仰せつかったわけです。 具体的に何するの?というと、夜ごはんを一緒に食べる、という。笑。でもでも、20歳も年の離れた子となに話せばいいんだろう?と若干焦っていました。 先日、第一回目の東京滞在の折、たいへん盛上る共通の話題を見つけました。 軍記物が好き。 わわわ! 「今日の試験どうだった?」というきっかけから、古文・漢文が好きという情報を引きだし、そこから「わたしは去年『平家物語』を読んだよ」と話題をふったところ、急に目がキラキラと輝いたのです。 そこからはめくるめく軍記物談義。まずは敦盛の最期「ただとくとく頸をとれ」には「ああいう(覚悟の決まった)16歳になりたかった」と言う。そして承久の乱や平家残党狩りのエピソードなど、出るわ出るわ。時間はアッというまに過ぎました。笑。 くどくどと感情を述べるよりも、描写と発話から立ち上ってくる情感、時代特有の武士の覚悟、そんなところに共感しているよう。きっと