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わたし
- 2016年7月24日
『江戸の悪』 渡邉晃・著
『江戸の悪』 渡邉晃・著 太田記念美術館・監修 青幻舎・刊 昨年6月、太田記念美術館で開催された展覧会「江戸の悪」。この展覧会での出品作品+図録の追加・解説の加筆による数々の「悪」にうっとり。 展覧会ではカタログが販売されなかったこともあり、待ってましたの1冊。 盗賊、侠客、浪人など、講談でおなじみの題材、人物が多くとりあげられています。 江戸後期に活躍した歌舞伎俳優が悪人に扮した芝居絵や似せ絵などでは、講談種から歌舞伎に移されたモチーフがたくさん。そんなところに当時の講談の隆盛を感じたり。 図版の充実もさることながら、巻末の鼎談がたのしい。悪に対するワクワクの正体が語られています。鼎談に参加したのは、串田和美(演出家、俳優)、五味太郎(絵本作家)、渡邉晃(太田記念美術館主幹学芸員)の御三方。 鼎談で絶賛されているのは講談でもおなじみの村井長庵! 串田「でも絶対共感できなくて気持ち悪いのが村井長庵」 渡邉「村井長庵のように全然反省のない人は、すごく珍しいですね。」 串田「最後まで徹底してるよね。だから気持ちいい、みたいな。どうせそこまでいったんだ

わたし
- 2016年7月23日
村井長庵
●外題: 村井長庵(むらい ちょうあん) ●種別: 騒動物(大岡政談) ●時代: 江戸後期・天保の頃(1840年頃)
●場所: 江戸
●主な登場人物: 村井長庵、重兵衛(長庵義弟)、お登勢(長安実妹)、三次、瀬戸物屋忠兵衛 ●メモ:歌舞伎狂言「勧善懲悪覗機関(かんぜんちょうあくのぞきからくり)」(黙阿弥作、別名題「村井長庵巧破傘(むらいちょうあんたくみのやれがさ)」)にあたる ●主な内題 お小夜身売り 重兵衛殺し お登勢の最期(雨夜の裏田圃) 久八の生立ち 小夜衣・千太郎 馴初め 長庵の語り
久八放逐
さみだれ噺 千太郎殺害 瀬戸物屋忠兵衛 詳しくはWebサイトをご覧ください