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今月の気になった読物「新八丈島物語」

  • 執筆者の写真: わたし
    わたし
  • 20 時間前
  • 読了時間: 2分

今月の気になった読物 2026年3月

「新八丈島物語」


初めて出会った読物でした。「伝承の会」三日目、神田紅純さんの口演で、宝井琴桜先生からご指導いただいたとのこと。

「八丈島物語」は豊臣秀吉の家臣であった宇喜多秀家の物語。関ケ原の戦いに敗れ八丈島に流された宇喜多秀家。時を経て、八丈島へ偶然訪れた船に乗っていたのは福島正則の家臣で、宇喜多秀家を見つけ酒をふるまう。

あらすじだけだと上手く伝えられませんが、流罪となり、身もやつれ果てた後の秀家と甘露の酒、八丈島の清らかな月…。講談で聴くと心がシンと静まるような読物ですよね。

「新八丈島物語」は、この「八丈島物語」に宇喜多秀家の妻、お豪が登場します。お豪は秀吉の養女で、秀家とは子どものころから既知の存在。

そんなふたりの子どもの頃のエピソードから始まり、やがて夫婦へ、戦乱の世を経て、秀家は八丈島へ流され、お豪は加賀金沢へ。

秀家がお豪と遊んだころの井戸を覗き込む場面、そして身をやつした八丈島で酒樽を覗き込む場面、このふたつの動作がリンクして時の流れと身の移ろいを儚く感じました。とても映像的で、その様子が頭の中に浮かび、紅純さんの張扇が情緒豊かにそれを表現。お豪が登場することで物語の厚みと奥行が出て、一席で世界観を豊かに表現しているように思いました。



今月のわたし講談トピック

・伝承の会で久しぶりに南左衛門先生を聴いた。30分で賤ケ岳合戦、すごい密度だった。

・貞橘先生が「鉢木」と「勧進帳」完全版を口演する会に行けなくてショック。


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