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小村雪岱と講談「毒婦高橋お傳」

三井記念美術館で開催さいている「小村雪岱スタイル」へ行ってきました。

日本画家であり、泉鏡花作品の装幀、新聞小説の挿画で活躍した小村雪岱(こむら せったい;1887-1940)。好きなんです。


なぜ講談ブログで小村雪岱?

はい、それは講談ネタにもなっている「毒婦高橋お」につながる話なのです。


先述したとおり、雪岱は新聞小説の挿画で名を馳せました。その中でも邦枝完二(くにえだ かんじ;1892-1956)の新聞小説「おせん」(東京朝日新聞、1933年)、「お地獄」(読売新聞、1934年)の挿画でいつくかの代表作を残しています。


この新聞小説「お地獄」は明治の毒婦と呼ばれた実在の殺人犯、高橋お伝(たかはし おでん;1850-1879)をモデルにしています。当時ショッキングな事件として取りざたされていたため、講談「毒婦高橋お」として創作もされたのでしょう。


わたしが小村雪岱を知ったのは泉鏡花がきっかけでしたが、邦枝作品「お地獄」の一挿画を見て、その構図の斬新さが強く印象に残りファンになりました。講談とは別の出会いをしているわけですが、ある時、講談の演題として「毒婦高橋お」と出くわします。


2014年5月4日

第二回「旭堂南青の会」お江戸両国亭

旭堂南青「落語くっしゃみ講釈発端」

神田松之丞「安兵衛駆けつけ」

旭堂南青「毒婦高橋お傳」


旭堂南青(現・旭堂南龍)さんは、この年、定期的に東京で勉強会を開かれていました。上方講談を東京で聴ける機会は限られていましたので、できるだけ通っていたわたし。

この演題を見て歓喜!

あの高橋お伝の物語が講談になっているなんて知らなかった!


これ以降、この演題と出会うことはないのですが、またいつかどこかで再会したいものです。


ちなみに「小村雪岱スタイル」では、わたしが衝撃をうけた「お地獄」の一挿画は出展されていませんでしたが、大判の木版画「お地獄 傘」「「お地獄 入墨」の二枚が出ていましたよ。


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