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Q2 講談協会、日本講談協会、なぜ2団体?

Q2. 講談協会、日本講談協会、なぜ2団体?

A2. 1973年方向性の違いから講談協会が分裂。紆余曲折の後、現在に至る。

東京には講談の団体が2つあるが…

けんか別れ?

きっとそうだよね。主義主張が相容れず袂を分けたのでしょうね。でも、そのいきさつはどのようなものだったのだろう。

調べてみた

それぞれの団体の成り立ちを調べてみよう。

まずは両協会のHPを見てみた。

うーん…。両協会とも歴史や発足年など団体の概要はない。公式HPなのにこういうのも珍しい気がする。お問い合わせのメールは出来るみたい。でも、「どうして講談協会と日本講談協会の二つあるのですか~?」って訊ける雰囲気はない(よね)。いや、いっそのこと尋ねてみたら…(止めて置く)。

次に、団体についての参考資料に当たってみた。

その参考資料とは、『全国各種団体名鑑2011』(原書房刊)。公益法人,公益事業を行う法人など,利益追求を目的としない団体60,000の概要を掲載しているとこのと。ここでわたしは震えがくるような記述に出会うことになるのであった…


まずは、

「講談協会」の項。

ふむふむ。昭和55年(1980年)設立ね、なるほど(この設立年は法人格を取得した年と思われる)。「目的」「事業」「刊行物」「年予算」「会員」「役員」、しごくまっとうな内容と概要が記載されている。役員の欄はもろ個人情報が出ていてびっくりしたけど(住所やら電話番号やら)、わたしを震えさせたのはそんなことじゃないの。


「日本講談協会」、

ごくり…これは…。記載内容は「設立年」と「目的」のみ。その「目的」を抜粋します(震えながら

【目的】講談は物語を活かす話術である、話芸である。神田山陽一門は、その技術向上のみに専心する集団であって、人倫を弁えざる幹部を含む集団とは永久に相容れず。即ち講談良心を貫き、切磋琢磨に専念する。

すごい怒ってるよね…? 「人倫を弁えざる幹部を含む集団」とは、つまり「講談協会」のことで、その講談協会とは「永久に相容れ」ないそうですよ。永久に…

なんかもうこれには触れない方が良い気がしてきた。いや、逆にここまで山陽一門を激怒させた事件はなんだったんだろう?むくむくと沸き立つ好奇心。

しかたない。つまらないけどWebサーチだ。

しかし、つまらなくなかった!すごいおもしろいブログにたどり着けたし、分裂のことが書かれていた!

「小金井芦州啖呵を切る」

いやだ!なにこれ!おもしろい!

このブログは、長谷川憲という方が1993~1995年の2年にわたり、小金井芦州(1926-2002)という講談師にインタービューを行った記録だそうだ。出版予定もあったそうだが、頓挫したのか。もったいない。このままブログで埋もれてしまうなんて惜しい。ブログの形態じゃ少し読みにくいし、ぜひ書籍化してほしいものだ。講談社さん!どう!?

このブログの「139.講談協会分裂と統一の真相」に詳しく分裂当時のことが書かれていました。わたしの浅い知識では誰が誰やら背景もよくわからないし混沌としているけど、ざっくり言うと、ウケばかりをねらったふざけた講談をやる人がいてふぬー!!!ってなったのね。

それで「人倫を弁えざる幹部を含む集団とは永久に相容れず」に至るのか(な?)。

当時は怒り心頭に発していたかもしれないけど、今はどうなんでしょうね?まだ確執はあるのでしょうか? そのあたりを各協会の講談師さんに訊いてみたいことろです。

(上方の講談界もなんかいろいろあるっぽいが、それはまた別の話)

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