Q3 講談をする上での必需品は?
- わたし
- 2017年3月20日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年4月25日
Q3. 講談での必需品は?
A3. 着物、釈台、張扇など
(参考図書:国土社『落語と講談の図鑑』)
●着物
羽織(はおり)、黒紋付き(くろもんつき)、袴(はかま)など
●釈台(しゃくだい)
木製の小型机
●張扇(はりおうぎ)
竹の芯に厚紙を巻いたもので、左手に持ち、場面転換や修羅場読みなどに釈台を叩きながら(張りながら)調子を取る。講談師それぞれが手作りし、厚紙の巻き方などにより打った時の音はさまざま。
●扇子(せんす)
右手に持つ。張扇と同様に叩いて使用することもあれば、刀や箸に見立てて仕草に用いることもある。
●ツケ
木を削って作られている。右手にもつ(使用しないこともある)。上方落語の小拍子に似る。張扇と違い「パチン」という音がする。
●台本(だいほん)
まだ入門したての前座さんなどが釈台の上に置き、台本を見ながら講談を読む。台本を見ながら読む風習は最近ではあまり見られなくなったが、以前は常道で、講談を「読む」というのはここに由来する。台本が常であった当時の釈台は、台本が読みやすいように台面が傾斜しているものもあった。
●合引(あいびき)
歌舞伎俳優が舞台で用いる腰掛。ここでは正座しびれ、膝痛防止のための低く小さいものを言う。使用しない場合が多いが、ごくたまに見かけることがある。
張扇を手作りして、釈台をパパンッと打ってみたいですね!
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