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南蔵院しばられ地蔵~金町散策~

みなさま、こんにちは。

桜の見ごろになると、きまって花冷え、雨模様ですね。あいにくな天気ですが、コロナ禍も抜け出る様相。久々にリラックスして過ごす週末です。


さて先日、講談「大岡政談 しばられ地蔵」で知られた金町の南蔵院へお詣りに行ってきたので、今回はそれを記したいと思います。

金町(かなまち)は東京都葛飾区の町名。

葛飾といえば、漫画の「こち亀」こと「こちら葛飾区亀有公園前派出所」や、映画「男はつらいよ」でおなじみの柴又帝釈天が有名ですね。


JR常磐線の金町駅から散策スタート!

ちなみに、金町駅の次は江戸川を渡って千葉県の松戸駅。丁度県境、中川と江戸川に挟まれた町なのですね。

はじめて降りる駅にわくわく。

思いのほか人出が多い。JR金町駅と京成金町駅が隣接しているためでしょうか? 近くには東京理科大学があるので、駅北口から左方面に「理科大通り」が伸びています。理科大の名前が入った風船をもった子供たちとすれ違ったので、なにかイベントがあったのかも?


まずは腹ごしらえ。

堂々たる町中華のただ住まいに胸を撃ち抜かれ、こちらのお店にイン!

え、待って。

おいしい!!!

そしてすごいボリューム。


ちょっと食べ過ぎたので腹ごなしに周りを散策すると、金町自動車教習所という年季の入ったポスターを発見。なんと、かつてはイトーヨーカドーだったビルの屋上に自動車教習所があるというのです。高架の電車から見えた小さなスタジアムみたいな建物の正体はこれだったのだと判明。すごいな。


では、そろそろ南蔵院へ向かいましょう。

だいたいの方角を定めて歩き出すと(アバウトだね)、巨大な団地群が! 団地群の案内図には昭和43年(1968)とありました。団地群にある公園ではおばあさんたちが日向ぼっこしながらおしゃべりしたり、子どもたちが元気に踊ったり遊んでいました。


さあ、南蔵院にたどり着きました。

思いのほか歩いたかも。(それは無計画なせい)

表門には「江戸名所縛られ地蔵尊」の石柱。

境内は広々していてのどかです。

しばられ地蔵尊はその名のとおり縄ぐるぐる巻きで、自分の願いを込めながら縛るのに一苦労。藁の縄を扱う事なんてないので、へんに引っ張り過ぎて手にささくれをつくってしまいました。みなさま、ご用心です。


お詣りして、水琴窟のきらきらした澄んだ水音に目を閉じて耳を澄ましたり、聖徳の松を見上げたり、牛にまたがってみたり、お休み処でいっぷくしたり。


その後はすぐ近くの水元公園(みずもとこうえん)で鴨や鵜、散歩する犬たちを眺めて静かに休息。こんな広々とした親水公園があるなんて知りませんでした。


せっかく来たので、柴又へも行ってみたい。

てくてくてく。

すっかり夕方になってしまいましたが、柴又の帝釈天へもお詣り。

人がすっかりいなくなった参道に叙情。

しばられ地蔵尊にお詣りという目的のほかに、いろんなおもしろそうなことことに吸い寄せられて盛りだくさんになり、最後はへとへとで帰途。

でもきっと「大岡政談 しばられ地蔵」の弥五郎は今日のわたしより歩いていたんだろうな、ふと思いました。


たのしい一日でした。

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