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実況VS講談

12/9(木)渋谷のユーロライブで行われた「実況芸SESSION 12 神田伯山と清野茂樹」へ行ってまいりました。

思えばこのシリーズ、2018年6月「坂本頼光と清野茂樹」(於:しもきたDAWN)以来です。


そして、これを書いている今、わたしは「88サマーファイト・シリーズ&スーパー・マンデーナイト・イン・ヨコハマ 1988年8月8日 横浜文化体育館 IWGPヘビー級選手権試合 藤波辰巳 VS アントニオ猪木」を観ています。そう、清野茂樹さんによる夢の実況を聴き、オリジナルである師弟対決をぜひ観てみたいと思ったからです。猪木の引退を賭けた師弟対決を、古館伊知郎さんの実況で。


話はそれますが、プロレス観戦のため当日立見券で初めて訪れた後楽園ホールは、神田松之丞(当時)さんの新作講談「グレーゾーン」がきっかけだったな。その夜のトリは跳びに飛んだ飯伏幸太選手で、めっちゃたのしかった!思い出です。

2021年12月9日(木)

「実況芸SESSION 12 神田伯山と清野茂樹」渋谷ユーロライブ

オープニングトーク(清野×伯山)

講談「寛永三馬術 出世の春駒」 神田伯山

実況×講談「寛永三馬術 出世の春駒」清野茂樹×神田伯山

-仲入り-

講談「宮本武蔵伝 吉岡治太夫」

古館伊知郎氏との思い出~夢の実況 2021.12.09アントニオ猪木VS藤波辰巳 清野茂樹


プロレス実況は映像とセットが前提だと思うのですが、清野さんの出世の春駒実況を聴いていて、全然わかる!というのが発見でした。そして、プロレス界隈ではおなじみのくすぐりや定番の言い回しやあるあるシーンがちりばめられているようでしたが、詳しいことはわからないながらも楽しかった!

描写やト書き、説明という親和性が、実況と講談にはあるのですね。

実況(清野)と講談(伯山)が交互にバトンを渡しながら物語が進んでいくという不思議なコラボながら、おもしろかったな。ライブならではの疾走感。お互いのプライドをかけた、闘魂手毬歌!(←古館実況より)


講談目線からあれ?と思ったのは、

伯山さんからのそのパスは、「左に見ゆるは安房上総」という名セリフを清野さんに振ってくれたのでは?(譲ってくれたのでは?)という場面があったようななかったような…?


曲垣平九郎は岡部の見せムチで馬を上手にエスコートしたけど、他の家臣たちは風車ムチの力づくで行こうとしてしくじったのだ、とは知人の談。ほへえ。


最後の清野さんの初出し、古館伊知郎さんとの思い出話はすごかった!

ドキドキしました。

そして、1988年の師弟対決を今に出現させた夢の空想実況。猪木さんが元気にリングに帰ってくるという。古館さんもいるという。なんかみんないるよ!という感じ。清野さんのこれまでの深い想いを見たようでした。


こんなに時間がたっていたのか、という22時終演。

演芸会ではありえないような熱気に包まれたあっという間の二時間半でした。

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