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わたし

寛永宮本武蔵伝キックオフ!

暑中お見舞い申し上げます。

毎日とても暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。

コロナ第7波で東京都の感染者数が4万人を超える日も出て、幾度目かの不安と憂鬱な日々です。

遠出や人の集まる場所へはしばらくお休み…と思っております。

生の講談が聴けないのはさみしいですが、だからこそ調べたり書いたりという作業が捗るというもの。


次に取り組みたいもの、それは「寛永宮本武蔵伝」です。飛び飛びで何話かは聴いたことがあるのですが、話の全貌、そして結末を知りません。幸い神田伯山先生が全話をYouTubeにアップしていらっしゃるので、この番組を参考にまとめていきたいと考えております。

これまで同様、なにか速記本も参考にしたいのですが、なかなか良いものが見つかりません。もうちょっと頑張って探してみます。


江戸から西へ西へ、武蔵の武者修行とともに個性豊かな武芸者が登場します。

今はリアルでは難しい旅を、講談で机上旅行してみましょう。

そして、いつかフィールドワークもしてみたい。

武蔵の旅の終着点、下関。足を延ばせば関門海峡を挟んで、門司、博多!

巌流島はもちろん、平家物語好きな者としては壇之浦もすぐ近いという魅惑の旅をいつか。そんなことを先々のたのしみとしています。


そして武蔵に取り組みたいもう一つの理由。

それはわたしの曾祖父にあたる松之助の存在。叔父がよく話してくれる曾祖父は、働きもせずに毎日ぶらぶら盆栽だけが趣味という自由人だったそうです。

その松之助が叔父に読んで聞かせてくれたというのが、宮本武蔵。

「(親指と人差し指を広げて)こんな分厚い本で、おもしろかったな~」と何度も話してくれます。

ふと、思うのです。それって少年向けの講談本だったのでは?と。

「寛永宮本武蔵伝」は絵本宮本武蔵とも言われるようで、フィクションと活劇に富んで子どもにもぴったりですよね。そんなことを想像すると胸のときめきを抑えることができません。いつかその本が何だったのかにたどり着けたらな…とも思ったりしています。



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